- 消費税額の「自動計算」
- 請求書PDFの「自動生成」
途中工程が『自動化』される事によって、ミスや手戻りを大幅に減らすことができる。そして処理全体の所要時間を短縮させることにもつながる。
しかし一方で、様々な工程を『自動化』しすぎると、いわゆる「ブラックボックス化の弊害」として、仕組みそのものが理解できなくなったり、延いてはトラブルが起きた際に対応できなくなったりしてしまう。
- 通信ネットワークを使った「自動取得」
- 通信ネットワークを使った「自動保存」
- if文が沢山書かれた「スクリプト工程」
- 小数計算のある「スクリプト工程」
[請求書発行フロー-チェック]
このサンプルワークフローでは、「日割額の計算」と「請求書PDFの生成」が自動化されている。前回記事で紹介したワークフローとほぼ同じだが、『サンプリングCheck』という工程が追加されている点に注意して欲しい。(あわせて差し戻しフローも追加さている)
業務フロー図を見れば一目瞭然だが、この『サンプリングCheck』という工程は、案件が到達後10分間放置されれば自動的に次の工程に流れていく、という仕組みだ。たとえば、
- 顧客の社名が非常に長い場合や
- 担当の氏名に旧字体が含まれる場合
なお、サンプリング検査という発想は「品質管理」(ISO9001)や「内部監査」の業務手順にも近い発想だ。この例の様に、必ずしも実施しなければならない訳ではない処理工程は「締切時刻になれば自動的に次の工程に進む仕組み」で実現するのが良いだろう。(※ 専門用語(BPMN用語)で「タイマー境界イベント」と言う。)
[請求書発行フロー-チェック:「2.サンプリングCheck」画面]
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:請求書発行フロー-チェック
- スクリプト工程に「日割り計算」をさせるときの注意 (2016-04-18)
- 請求書など、自動生成PDFに「森鷗外 様」と表示したい (2016-04-11)
- クラウド型ワークフロー内で、請求書 PDF を自動発行する (2014-03-10)
- 請求書ファイルを Google Drive に自動バックアップ (2013-06-17)
- M223 自動イベント: 処理フロー途中で、自動的に一定時間スリープするように設定する (使い方)
- M228 自動工程: 業務データを挿し込んだPDF帳票が自動生成されるように設定する (使い方)
- M230 自動工程: 業務データの複雑なデータ加工が自動実行されるように設定する(ECMAスクリプト) (使い方)
- M224 自動イベント: 業務データを挿し込んだメール文が、自動的にメール送信されるように設定する (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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