「3、2、1、キュー」の動作で自動的に始まるワークフロー

2015年2月9日
ヒトの手足の「とある動作」で、特定の業務フローが始まる。。。
  • 大将が進軍の合図をすれば(軍配を返せば)、作戦本部に報告が…
  • 窓口職員が両手を挙げて、しばらく静止すれば、銀行の防犯体制が…
  • タクシー運転手が急ハンドルを切ったら、自動通知が事故対応チームに…
えっ。。。

まぁ、そもそも「人間の動作」に始まる業務、などと言うものはそれほど多くない。(頑張って考えても、何故かブッソウな例ばかりが思い浮かぶ)。しかし、もし今後「Wearable なセンサー」が安価になって行けば、やはり「簡単な入力デバイス」としての利活用方法が考えられるようになるだろう。

例えば、オモチャとして発売されている Moff は、1つ5000円程度の「入力デバイス」だ。

コレを使えば、PCキーボードやスマホで入力できない様なシゴトをしているヒトも、情報システムに対して信号を送る事ができる。あるいは逆に、自動検知しづらい事象を、情報システムが検知する事ができる様になるかも知れない。努力むなしく「半端な妄想」で申し訳ないが、
  • スーパーのレジ担当が「混雑し始めた」と思ったら足をトントンさせ、マネージャは状況に応じた指示を行う
  • 入院患者がベッドから移動すれば、担当看護師に通知が届き、看護師は担当医への報告を行う
などの業務課題解決(ソリューション)も考えられる。

以下は、「動作センサー」からの通知を(スマホアプリ経由で)受信し、その通知によって業務を開始させる業務プロセス例だ。もちろん下流工程は、様々な応用が考えられる。

[センサー開始業務]


「IoT」だ、「ビッグデータ」だ、「Backend as a Service」だと言われる時代だが、業務プロセスに「動作センサー」を活用する事例はマダマダ少ない。

実際問題、たとえば 『Moff』 を「センサー開始」に使うにしても、「専用のスマホアプリ」を開発しなければならない。つまり Moff から送られてくる「加速度計測ログ」と「ジャイロ計測ログ」から、動作パターンを探索するプログラムを書かなければならない。更には、実証実験などのテスト期間も十分に必要となるだろう。

しかし一方、Wearable ではないが、「通過検知」を利用した勤怠管理事例など、「広い意味でのセンサー」を活用する動きは、確実に加速している。

ハンドサインなどの「所作」を業務上の「入力」として活用する日も、そう遠く無いような気がする。(そして、そのムーブメントは、、、おそらくは日本で始まる様な気がする。。。表情センサー『HVC-C』も連動しちゃったり?)

<妄想:データ入力が困難な動作主体としてのヒト>
製造工場作業者、工事監督者、番組ディレクター、駅員/運転士/車掌、空港案内員、電話コールセンター、教習指導員、農作業者、調理師、救急救命士、…

<妄想:その動作を検知すべき客体としてのヒト>
入院患者、被災者、遊園地来場者、マラソンランナー、…

[センサー開始業務:「1.状況確認と報告」画面]

<データ項目一覧画面>


[雛形ダウンロード (無料)]
<類似プロセス>
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[英文記事(English Entry)]

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