- 大将が進軍の合図をすれば(軍配を返せば)、作戦本部に報告が…
- 窓口職員が両手を挙げて、しばらく静止すれば、銀行の防犯体制が…
- タクシー運転手が急ハンドルを切ったら、自動通知が事故対応チームに…
まぁ、そもそも「人間の動作」に始まる業務、などと言うものはそれほど多くない。(頑張って考えても、何故かブッソウな例ばかりが思い浮かぶ)。しかし、もし今後「Wearable なセンサー」が安価になって行けば、やはり「簡単な入力デバイス」としての利活用方法が考えられるようになるだろう。
例えば、オモチャとして発売されている Moff は、1つ5000円程度の「入力デバイス」だ。
コレを使えば、PCキーボードやスマホで入力できない様なシゴトをしているヒトも、情報システムに対して信号を送る事ができる。あるいは逆に、自動検知しづらい事象を、情報システムが検知する事ができる様になるかも知れない。努力むなしく「半端な妄想」で申し訳ないが、
- スーパーのレジ担当が「混雑し始めた」と思ったら足をトントンさせ、マネージャは状況に応じた指示を行う
- 入院患者がベッドから移動すれば、担当看護師に通知が届き、看護師は担当医への報告を行う
以下は、「動作センサー」からの通知を(スマホアプリ経由で)受信し、その通知によって業務を開始させる業務プロセス例だ。もちろん下流工程は、様々な応用が考えられる。
[センサー開始業務]
「IoT」だ、「ビッグデータ」だ、「Backend as a Service」だと言われる時代だが、業務プロセスに「動作センサー」を活用する事例はマダマダ少ない。
実際問題、たとえば 『Moff』 を「センサー開始」に使うにしても、「専用のスマホアプリ」を開発しなければならない。つまり Moff から送られてくる「加速度計測ログ」と「ジャイロ計測ログ」から、動作パターンを探索するプログラムを書かなければならない。更には、実証実験などのテスト期間も十分に必要となるだろう。
しかし一方、Wearable ではないが、「通過検知」を利用した勤怠管理事例など、「広い意味でのセンサー」を活用する動きは、確実に加速している。
ハンドサインなどの「所作」を業務上の「入力」として活用する日も、そう遠く無いような気がする。(そして、そのムーブメントは、、、おそらくは日本で始まる様な気がする。。。表情センサー『HVC-C』も連動しちゃったり?)
<妄想:データ入力が困難な動作主体としてのヒト>
製造工場作業者、工事監督者、番組ディレクター、駅員/運転士/車掌、空港案内員、電話コールセンター、教習指導員、農作業者、調理師、救急救命士、…
<妄想:その動作を検知すべき客体としてのヒト>
入院患者、被災者、遊園地来場者、マラソンランナー、…
[センサー開始業務:「1.状況確認と報告」画面]
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:センサー開始業務
- 業務用スマホアプリの Backend に SaaS Workflow を使う (2014-12-22)
- 郵送業務の省力化、その為のバックエンド (2014-12-15)
- 警報機器等からの自動通知に始まるワークフロー (2011-03-18)
- M221 自動開始: 特定URIにHTTPリクエストがあった時に自動的に開始されるように設定する (使い方)
- M224 自動イベント: 業務データを挿し込んだメール文が、自動的にメール送信されるように設定する (使い方)
- M223 自動イベント: 処理フロー途中で、自動的に一定時間スリープするように設定する (使い方)
「[英文記事(English Entry)]」
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