この手の契約では「新規契約時」だけでなく、「更新時」にも手続きが必要になるケースが少なくない。コンシューマ向け(一般消費者向け)サービスであれば「新規契約×自動更新」と言うパターンも多いが、法人向けサービスであれば、契約オプションの追加提案をしたり、契約期間を前回より長くする提案をしたり、あるいはサービスの説明を改めて行ったり、と言ったケースも少なくない。
まさに販売スタッフが活躍する瞬間なのだが、、、、だからこそ、ミスモレなく、効率よく、スムーズに対応して行きたいところだ。それは、何よりお客さんのタメと言える。
以下のワークフロー定義は、サービスの新規契約手続きと契約更新手続き、更には契約途中での契約変更などを一元的に管理し、また併せて請求書発行/入金確認までも管理する業務プロセスだ。このフロー図1枚について解説するだけでも「2時間くらいのセミナー講習会」が開けそうだが、大雑把に言えば「営業担当」が受注内容を入力し「管理部門」が請求書発行を行う、と言う流れになっている。
[サービス開始/延長/変更の手続き(受注⇒請求)]
[サービス開始/延長/変更の手続き(受注⇒請求):「1.New.新規契約の受注」画面]
[データ項目一覧画面]
[請求書PDFのサンプル]
このワークフロー定義の「開始ポイント」は4か所ある。いずれも、担当営業による受注申請業務だ。
- 1.New.新規契約の受注
- 1.Extend.既存契約の期間延長(自動更新含む)
- 1.Change.既存契約の内容変更
- 1.other.主サービスを含まない受注
しかし、「何を可視化したいのか?」は業務内容や企業気質に照らし合わせて真剣に考える必要がある。この例では、受注内容をプロセス図レベルで「見える化」している。つまり「新規契約」の申請数や滞留状況がいつでも簡単に確認(モニタリング)できるようになるだろう。
ちなみに、「複数の開始ポイント」は、モニタリング観点以外にも意味を持たせうる。
つまり、受注申請業務は多くの場合、過去の受注データを複製して入力する事になる(再利用開始)のだろうが、その際に、再利用すべきデータ項目がこの4パターンでもそれぞれ異なる。つまり、単なる「既存契約の期間延長」なのであれば『契約の内容』は複製すべきだが、「既存契約の内容変更」なのであれば『契約の内容』は複製すべきではない。
もし、複製すべきデータ項目を自動的に制御するとなると、どうしても「プログラミング知識」(JavaScript)が必要となるが、まずは工程を分けておく事で、どの開始パターンで、どの様なミスが発生しやすいのか、を身をもって体験する事が大切だ。延いては「あ~、前回契約内容をコピーしたままでした~、ゴメンナサイ」といったコメントを少しでも減らす事につながるだろう。
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:サービス開始/延長/変更の手続き(受注⇒請求)
- サンプル選択肢XML(日本のTop企業20社を一覧)ダウンロード
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