実際「ピンチをチャンスに変えよう」は、クレーム対応業務で良く言われるセリフだ。その対応如何によって、お客さんの評価が上がるケースすらありえる。
以下のワークフローは、メールやWebフォームからのクレームに対し、メール(+α)で対応する『クレーム対応業務』だ。専門のクレーム対応部署がない会社で、様々な部署の人間が『回答文』を書くケースが想定されている。クラウド型ワークフロー Questetra BPM Suite で運用すれば、「どの様なクレームが届いたか」、「どの様なクレームが届いているか」を、いつでも何処からでも把握できる様になる。
※ BPM: Business Process Management (業務プロセス管理)
[問い合わせ対応ワークフロー]
[問い合わせ対応ワークフロー:「2a.【急】クレーム回答文作成」画面]
このワークフロー定義で特筆すべきは「お詫びの文面」が回答文の雛形としてセットされる点だ。この文面雛形のメンテナンスは、非常に地味な活動ではあるが、とても大切なノウハウ継承作業でもある。実際、クレームへの回答が遅れた理由を調べると、単に「謝罪の表現」に迷っていたと言うケースが多い。すぐに「不具合原因」や「不具合回避方法」が分かったにも関わらず、すぐにクレーム元に報告メールを届けられないなんて、実にモッタイナイ話だ。
ちなみに、業務フロー図を注視してもらえば分かるが、『問合種』の欄で『要急ぎ回答のクレーム』や『クレーム』ではなく『一般問合』が選択された場合には、雛形文はセットされない。回答担当者として指名された人が自由フォーマットで回答せよと言う事になる。
▽▽▽▽▽自動的にセットされる回答雛形(サービスタスク)
#{data['ご所属会社']}
#{data['お名前']} 様
この度は#{data['お名前']} 様に御不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
お問い合わせ頂いた●●●に関して調査したところ、●●●の条件で●●●となる不具合を確認いたしました。
詳細につきまして、以下、御報告させて頂きます。
★★★お問い合わせ頂いた●●●に関して、目下、全力で調査中です。不具合の原因が分かり次第、改めてご連絡させて頂きます。大変申し訳ありません。今しばらくお待ち頂ければ幸いです。
<A.お問い合わせ頂いた内容(要約)>
●●●
<B.不具合に関する調査の結果>
▽B1:不具合の発生日時
●●●
▽B2:不具合の症状
●●●
▽B3:不具合の原因
●●●
<C.回避方法・復帰方法>
●●●
今回は貴重な情報をお寄せいただき有り難うございました。
より一層の品質向上に努めてまいります。今後とも弊社サービスをご利用頂ければ幸いです。
--
株式会社クエステトラ
担当:#{data['回答対応者']} 075-205-5007
△△△△△
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