第490話:パスワードを自動生成するボタンを配置する

2016年7月4日
「入力フォームが多すぎる!」

ワークフロー・システムに対する不満。。。その多くは「データ入力の手間」だ。しかし、業務プロセスをカイゼンし続けていると、どうしても「入力しなければならないデータ」が多くなってしまう傾向にある。さて。。。

意外に思われるかもしれないが、最も効率的な負担低減策は「ありがちなデータをクリック入力できるようにすること」だ。実際に体験してみるのが一番だが、5文字や10文字の入力であってもワンクリックで入力できれば、非常に作業効率が良くなる。そして、タクサン居並ぶならぶ入力フォームに次々と入力できれば、実にキモチイイ。


以下のサンプルは、以前紹介した「ボタン de 入力」に、更に「パスワードを自動生成して入力するボタン」を追加したものだ。このようなボタンを配置すれば、たとえば「システムアカウントを発行する」といった作業を集中して対応できるようになるだろう。
参考)第481話:入力フォームに「ボタン de 入力」の工夫

[入力フォームのテストフロー2]

[入力フォームのテストフロー2:「1.入力テスト」画面]

ちなみに、いわゆる「パスワード・ジェネレータ」には、色々なアルゴリズムがある。機能面においても、記号必須・数字必須・大文字必須・小文字必須といった準拠ポリシーを設定できるものや、あるいは「l」(エル)や「I」(アイ)など使わない文字を設定できるものなど、様々なバリエーションが考えられる。

このサンプルは、非常にシンプルなアルゴリズムだ。クリックすれば何度でも新しいパスワードを生成させることができる。日常業務においては、これで十分と言えるだろう。

<オペレーティング動画>

▼『パスワード生成ボタン』の設定サンプル(HTML/JavaScript)
<button type="button" id="myGenerate">Generate</button>
<script type="text/javascript">
jQuery('#myGenerate').on('click',function(){

var num = jQuery('input[name="data\\[14\\].input"]').val();
var mySet = "abcdefghjkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHJKLMNPQRSTUVWXYZ23456789#$%&+-";

var myPassword = "";
for(var i=0; i < num; i++){
  myPassword += mySet.charAt( Math.floor( Math.random() * mySet.length ) );
} // Math.random() -> 0.00 ~ 0.99

jQuery('input[name="data\\[15\\].input"]').val( myPassword );
});
</script>

<データ項目一覧画面>


[雛形ダウンロード (無料)]
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