ワークフロー・システムに対する不満。。。その多くは「データ入力の手間」だ。しかし、業務プロセスをカイゼンし続けていると、どうしても「入力しなければならないデータ」が多くなってしまう傾向にある。さて。。。
意外に思われるかもしれないが、最も効率的な負担低減策は「ありがちなデータをクリック入力できるようにすること」だ。実際に体験してみるのが一番だが、5文字や10文字の入力であってもワンクリックで入力できれば、非常に作業効率が良くなる。そして、タクサン居並ぶならぶ入力フォームに次々と入力できれば、実にキモチイイ。
以下のサンプルは、以前紹介した「ボタン de 入力」に、更に「パスワードを自動生成して入力するボタン」を追加したものだ。このようなボタンを配置すれば、たとえば「システムアカウントを発行する」といった作業を集中して対応できるようになるだろう。
参考)第481話:入力フォームに「ボタン de 入力」の工夫
[入力フォームのテストフロー2]
[入力フォームのテストフロー2:「1.入力テスト」画面]
ちなみに、いわゆる「パスワード・ジェネレータ」には、色々なアルゴリズムがある。機能面においても、記号必須・数字必須・大文字必須・小文字必須といった準拠ポリシーを設定できるものや、あるいは「l」(エル)や「I」(アイ)など使わない文字を設定できるものなど、様々なバリエーションが考えられる。
このサンプルは、非常にシンプルなアルゴリズムだ。クリックすれば何度でも新しいパスワードを生成させることができる。日常業務においては、これで十分と言えるだろう。
<オペレーティング動画>
▼『パスワード生成ボタン』の設定サンプル(HTML/JavaScript)
<button type="button" id="myGenerate">Generate</button> <script type="text/javascript"> jQuery('#myGenerate').on('click',function(){ var num = jQuery('input[name="data\\[14\\].input"]').val(); var mySet = "abcdefghjkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHJKLMNPQRSTUVWXYZ23456789#$%&+-"; var myPassword = ""; for(var i=0; i < num; i++){ myPassword += mySet.charAt( Math.floor( Math.random() * mySet.length ) ); } // Math.random() -> 0.00 ~ 0.99 jQuery('input[name="data\\[15\\].input"]').val( myPassword ); }); </script>
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:入力フォームのテストフロー2
- 第481話:入力フォームに「ボタン de 入力」の工夫 (2016-05-02)
- 第489話:作業時間を自動計測するボタンを配置する (2016-06-27)
- 日報プロセスに「GPS情報」も記録する (2015-10-19)
- M213 入力画面: 処理フォーム画面に “入力ヒント” が表示されるように設定する(HTML/JavaScript) (使い方)
- M207 データ項目: データ項目の初期値があらかじめ入力されているように設定する (使い方)
- M409 入力画面: 入力中データに連動する検索ボタンを配置する (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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