ストップウォッチを使って、翻訳作業の時間を計測してるんデス!

素晴らしい!。素晴らしスギル!!。しかも「秒単位」で記録するだなんて。。。しかも「離席時間」や「中断時間」はストップウォッチを一時停止させるだなんて。。。うんうん。「正確な業務実態の記録」は業務改善に欠かせない!


そんな貴方の為に、入力画面の中に「Startボタン」「Stopボタン」「Clearボタン」が表示される設定を提案したい。この設定があれば、リアルなストップウォッチ(スマートフォン?)が無くても、簡単に時間計測できるようになる。

何と言っても、いままで手入力していた「作業時間」(文字列型/hh:mm:ss)のフォーム上で動作する点が秀逸だ。すなわち、計測結果を転記する手間すら必要ない。

[翻訳フロー]

エクセル向け CSV としてダウンロードできるボタンを設置する。(前回記事

会計システムにデータ投入しなければならない人の視点に立てば、その『Download ボタン』は極めて有効だ。いわゆる「仕訳伝票」のデータを Excel ファイル上に、サクサク追記していくことができる。「アル」と「ナイ」とでは、業務効率が大きく違う。日々の売掛金が、5分で入力されるか、1時間かけて入力されるか、運命の分かれ道・・・。

しかしそれでも、「Excel ファイルに追記する」という作業であるが故に、非常にクローズドな工程のままだ。たとえば、「最新ファイルは何処にあるのか?」、「その作業におけるコツはあるのか?」、「微修正が必要な場合のテクニックは?」などなど、工程に紐づくべきノウハウは俗人的なものになる可能性が高い。(ヌケモレ・コピーミス・不正といった事象発生リスクも気になる)


以下のワークフロー定義は、自動生成された複数の仕訳伝票データが Google SpreadSheets に自動追記される仕組みだ。(「MFクラウド会計」であれ、「Freee」であれ)、どんなクラウド型会計システムにデータ投入するにしても、『仕訳伝票』がクラウドで一元管理されていれば非常に便利だ。

ちなみに、そもそも、ワークフローに沢山の案件が流れ、それらの集計を行うべきは、ワークフローシステム側の仕事といえる。たとえば『案件一覧』は、各プロパティの総計や平均が集計される。しかし、各案件が「不定数の伝票」を生成するようなケースにおいては、その「伝票」を集計したい、といったニーズにはナカナカ応えづらい。その様な場合には『伝票一覧』というテーブルが別途用意されるべきだろう。

ここでは2016年5月に登場した「Sheets API v4」を使う。

[販売報告プロセス-スプレッドシート連携]
「伝票データ」は、どうやって連携させるの?

前回記事では、受注報告があった際に何枚かの「振替伝票データ」を自動生成させることに成功した。しかし、そのデータも『会計ソフト』に入力されなければ意味がない。

ん?。。。これからの時代、『会計ソフト』というより『クラウド型会計システム』(会計クラウド)というべきか??

ただ残念ながら、「外部からの API 接続」を許可しているクラウド型会計システムは、2016年現在ほとんどないのが実情だ。そこで、どのサービスでもサポートされている「ファイルインポート」を効率よく行う事を考えてみたい。

(もっとも、あと1~2年もすれば、どのサービスも REST API over OAuth をサボートしているのだろう)

なお、業務プロセスは前回記事とほぼ同じだが、より実用に耐えるよう、「上司承認」の工程が追加されている。

[販売報告プロセス-CSVダウンロード]
「借方?、貸方?、、、ナニそれ??、おいしいの?!」


たしかに『財務会計用語』に対して "アレルギー反応" を示すプログラマは少なくない。

しかし、社会人なら是非とも知っておきたい単語だ。基本的なITスキルを問う『情報処理技術者試験』ですら、頻出の用語となっている。もっとも「かりかた・かしかた」という、似たような訳語を当てた福沢諭吉の罪も、それなりに悪い。。。


ちなみに実務上は「左列・右列」と呼んでも何ら問題ない。どちらの列も、単に「資産内訳表」に過ぎない。どうしても具体的に言いたければ、「左列:現金資産と現金的資産の内訳」、「右列:返す必要がある資産(借金)と返す必要が無い資産の内訳」と考えれば十分だ。


では、、、クラウドサービス提供会社が
  • 12か月分のクラウド利用権を販売した
  • 12万円で4月1日に一年契約した
  • 5月30日に入金される
という場合に、それぞれの「資産内訳表」(貸借対照表)はどのように変化していくのだろうか?


たとえば、、、

4月には、(まだ何も入金されてないものの)、すでにサービスを提供している訳で、「1か月分(1万円)の資産は増えている」とみなすことができる。「ツケで売る」とか「掛け売り」とか言われる(売掛金)。そして5月以降も毎月変化していく。。。

[販売報告プロセス]