第463話:物品購入依頼を回す(基本業務パック)

2015年12月28日

2016年版の「基本業務パック」を考える。

今回はシリーズ第2弾、シンプルな「物品購入依頼」を紹介する。


この調達フローは、「買うべき/買ってほしい」と思ったモノを、気楽に申請できるワークフローだ。
つまり「コピー用紙」「飲料水」「洗剤」といった消耗品から、「机」「掃除機」「パソコン」といった備品まで、、、社員であれば何でも申請できる。ただし、実際に購入されるか否かについては調達部門に委ねられる。特に、必要性や緊急性が判断しづらいものについては、「購入判断保留中」のステータスが長く続くことになる。

なお「10万円を超える申請」については、「事前に『稟議フロー』にて決裁承認されていること」が購買条件となる。

[物品購入依頼]

[物品購入依頼:「1.購買希望の申請」画面]

それぞれの申請は「却下」されたり「留保」されたり、様々な末路をたどる。また、現実には配送料の都合などから「とりまとめ」となるケースもある。いずれにせよ、全ての申請がどのようなステータスを経て、どのような結果になったのかが、すべて記録される。


蓄積された記録をエクスポートし、年度末や四半期単位に振り返り分析してみるのも良い。
  • 会社全体や部署全体で、どの位の調達が行われているか?
  • 時期による調達変動はどの程度あるか?
さまざまな傾向が読み取れるだろう。


なお、クラウド型ワークフロー『Questetra BPM Suite』でこの業務フローを体験するのであれば、実際に「1.購買希望の申請」を行う前に、4・5人分のユーザアカウントを作成しておきたい。つまり、初期状態では一人のユーザが登録されているだけなので、「社員」「総務リーダ」「総務」「経理」の役割分担を実体験できない。



▼[入力ヒント]の設定サンプル(HTML/JavaScript)
例: p1234 (「概算総額」が10万円を超える場合は、『稟議フロー』で決裁承認されている必要があります)<br>
<span id="mymessage"> </span>
<script type="text/javascript">
jQuery('input[name="data\\[3\\].input"]').on('keypress keyup change',function(){ 
//データ項目番号「3」のTextフォーム値に変化があれば、
//keypress で半角英数の入力を検知し、keyup で delete キーと backspace キーの入力を検知
//change でフォーカス外れを検知

var thisValue = jQuery(this).val();
var thisNumber = parseInt( thisValue.split(',').join('').trim(), 10 ); 

if( thisNumber > 100000 ){
  jQuery( '#mymessage' ).html("<span style='color:#0000FF;'>10万円を超えているため稟議IDが必要です</span>");
  jQuery('input[name="data\\[7\\].input"]').parent().parent().css("background-color","#FFC0CB");
} else {
  jQuery( '#mymessage' ).html(" ");
  jQuery('input[name="data\\[7\\].input"]').parent().parent().css("background-color","");
} 
});
</script>

<データ項目一覧画面>


[雛形ダウンロード (無料)]
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4 件のコメント :

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. ひな形ダウンロードができません。
    よろしくお願いします。

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    1. 雛形の URL を修正しましたので、再度、お試しください。
      ご指摘、ありがとうございました。

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  3. スミマセン。スグに対応します。

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