対等なプロセスモデル間でのデータ連携

2011年4月22日
ビジネスプロセス管理は、フローを定義し、その上を流れるトークンを管理する。
「線路」を引いて、「電車」を走らせると言えば、分かりやすいかも?

まれに、自分で引いた線路の上を走っている電車を、人の引いた線路の上に走らせたくなる場合がある。(は?)。具体的に言えば、Aエリア担当営業が得た引合を、Bエリアの担当営業に引き渡す、と言った例だ。

営業支援システム(SFA)をBPM上に構築する』の『引合~商談~受注のフロー』を拡張し、案件を営業所間で自由に引き渡せるよ うにしたい。まずは、各営業所(ABCとする)それぞれが、以下のワークフロー定義を個別導入する。(もちろんフローの詳細は自治的に変更しても構わない)

<各タスク名>
1.リード手入力、2.1stコンタクト、3.初期提案活動、4.決裁者への提案活動、5.最終商談

[顧客管理-引合-商談-受注-営業所連携:「B営業所へ」の設定画面]

<各プロセスデータ名>
件名(ユーザ企業名)
▼顧客情報▼
  • テキスト型:利用企業名
  • テキスト型:決裁者部署名
  • テキスト型:決裁者氏名
  • テキスト型:決裁者電話番号
  • テキスト型:決裁者メール
  • テキスト型:決裁者郵便番号
  • テキスト型:決裁者URL
  • テキスト型(複数行):決裁者住所
  • テキスト型:窓口担当者部署名
  • テキスト型:窓口担当者氏名
  • テキスト型:窓口担当者電話番号
  • テキスト型:窓口担当者メール
  • テキスト型(複数行):その他関与者情報等
  • 選択型:パートナ経由フラグ(直販 / パートナ経由)
  • テキスト型:請求先企業名
  • テキスト型:請求先部署名
  • テキスト型:請求先氏名
  • テキスト型:請求先電話番号
  • テキスト型:請求先メール
  • テキスト型:請求先郵便番号
  • テキスト型:請求先URL
  • テキスト型(複数行):請求先住所
▼コンタクト情報▼
  • 選択型:ノイズフラグ(提案活動へ / ノイズ)タスク2のみ
  • 選択型:初期提案フラグ(初期ループ / 初期ループ(仮見積報告) / 決裁者提案へ / 提案終了へ)タスク3のみ
  • 選択型:決裁者提案フラグ(決裁者提案ループ / 決裁者提案ループ(見積書作成依頼) / 最終商談へ / 提案終了へ)タスク4のみ
  • 選択型:最終商談フラグ(最終商談ループ / 最終商談ループ(見積書作成依頼) / 成約報告 / 失注報告)タスク5のみ
  • ユーザ型:担当営業
  • 掲示板型:コンタクト記録
▼注文情報▼
  • テキスト型(複数行):仮見積
  • 選択型:注文種類(SaaS BPM / SaaS CRM / Other)
  • ファイル型:見積書注文書データ
  • 数値型:ユーザライセンス数
  • 数値型:値引率
  • 日付型:注文書受領日
  • 日付型:初回請求金額 ≪税込金額≫
  • 日付型:初回請求書発行日
  • 日付型:初回入金日
  • テキスト型(複数行):注文概要注意



ナカナカ「違い」が分かり辛いが、タスク『3.初期提案活動』の後にメッセージを送信して終了するフローがある。つまり、他の営業所のプロセスモデルを呼び 出す機構だ。ここではA営業所に来た案件を、B営業所もしくはC営業所の引合として伝送する。(タスク『2.1stコンタクト』として表示される)

もちろん『2b.他店からのリード委譲』と明確にタスクを分ける方が、将来拡張が期待できる。
ちなみに『Questetra BPM Suite』で、「メッセージ送信中間イベント(X)」から「メッセージ開始イベント(Y)」にデータ送信する場合、Xのプロパティ 画面の各項目に、Yの各IDを入力して行けばよい。(書式は基本的に『data[3].input』。ファイル型は『data[3].upload』。その他詳細はコチラ

<各タスク名>
1.リード手入力、2.1stコンタクト、2b.他店からのリード委譲、3.初期提案活動、4.決裁者への提案活動、5.最終商談

もちろん、Questetra BPM Suiteのプロセスモデル間の連携設定機能をおススメしたい。(メッセージ送信中間イベント→メッセージ開始イベント)

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